pythonのmatplotlib(とちょこっとpandas)でローソク足のチャートを書く

pythonで株やFXなんかで使うローソク足チャートを書きたかったのですが、ちょっと苦戦したのでメモ。 完成品はこんな感じです。

matplotlibで作ったローソク足チャート

ソースコードはこんな感じ。

import pandas
import matplotlib.pyplot as plt
from matplotlib.finance import candlestick_ohlc


dat = pandas.read_csv('usdjpy.csv', parse_dates=['日付'])  # ファイルの読み込み。
dat = dat[-50:]  # データが多すぎるので減らす。

dates = dat['日付']  # あとでつかう。

tmp = dat['日付'].values.astype('datetime64[D]')  # ナノ秒精度とか無意味なので、精度を日単位まで落とす。
dat['日付'] = tmp.astype(float)  # Datetime64形式だと使えないので、floatに変換。

plt.xticks(  # 横軸の値と表示の対応の設定。[::5]はラベルを1週間ごとにするために使っている。
    dat['日付'][::5],
    [x.strftime('%Y-%m-%d') for x in dates][::5]
)
plt.grid()

ax = plt.subplot()
candlestick_ohlc(  # グラフを作る。
    ax,
    dat.values,  # 入力データ。左から順に、始値、高値、安値、終値にする。その後にデータが続いてても良いらしい。
    width=0.7,  # 棒の横幅。今回は日単位の精度に落としてあるので、0.7日分の幅になる。
    colorup='skyblue',
    colordown='black'
)

plt.show()

わりと簡単。

データファイルはマネースクウェア・ジャパンが配布しているドル円のcsvファイルを使う前提で書いています。 まあ、始値高値安値終値の順番が正しければなんでも良い。

candlestick_ochlなんて関数もあって、こっちは始値終値高値安値の順番になります。お好みで。

横軸の表示を設定する方法は色々あるようなのですが、もっとも単純っぽいこの方法にしました。 あまりにもデータ数が多いときには問題が出るかもしれませんが、そうでなければこれで良いはず。

お手軽にわりと綺麗なグラフが出て素敵なんですが、細かい調整はどうも出来ないようです。 箱に枠線を付けるとか、そういうのは無理っぽい。もしくはすごく面倒臭そう。


参考: